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2018年5月01日

2018年5月の園だよりをアップしました

 

YMCAオリーブ保育園、5月の園だよりをアップしました。
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【園長メッセージ】

爽やかな心地よい春の風が草花のやさしい香りを運び、心を和ませてくれる季節になりました。眩しいほどの日差しに向かって真っすぐと伸びていく新緑からは、自然界の美しさと力強さを感じます。

新しい出会いから1ヶ月がたち、不安でいっぱいだった子どもたちの表情はいつの間にか可愛い笑顔に変わり、少しずつですが新しい環境を受け入れ始めてくれていることを感じられるようになりました。新入園の子どもたちは、ほとんどが家族と離れて過ごす初めての生活だったと思います。きっと不安でいっぱいだったことでしょう。それはご家族の方々も同じだったと思います。毎日見るお友だちや保育者、毎日聴く讃美歌やお祈り、今までと違う新しい生活。朝、保育室から仕事に出かけていくパパやママに、涙を流しながらも手を振り、『ここで過ごしてもいいかな』と小さな心に決め、初めの一歩を大きく踏み出した子どもたち。そんな一人ひとりの"今の思い"を一緒に感じ寄り添いながら、安心して過ごせる"もうひとつの家族"のような暖かな空間を保育者全員で創っていきたいと思っています。保護者の方々もこの1ヶ月間、複雑な想いの中で過ごされていたことと思います。

進級したお子さまの保護者の方々も新しい環境の中、心配なお気持ちだったとお察しいたします。それでも子どもたちの生き生きとした表情から、少しずつ安心できるようになったのではないかと思います。子どもたちは大人が思っている以上に柔軟な心を持ち、適応能力に優れ、ものすごい吸収力で日々成長しています。そして自ら伸びようとする力が備わっているという事を、子どもたちから改めて教えられた気がしています。

若葉の色がそれぞれ違うように、早くも集団の中で個性の光を放ち始めている子どもたち。様々な経験や出会いを通して、これからどんな風に自分の色を輝かせていくのか楽しみにしていきたいと思います。

先日、園庭でゆり組さん(4歳児クラス)が遊んでいる時、ツツジの花の蕾をみて、『この小さいお花にお水あげよう』と言ってジョウロで一生懸命水をあげ始めた女の子がいました。

『大きくなってくださいね』と笑顔で水をあげている姿はとても微笑ましい光景でした。そのツツジが満開となり毎朝みんなを迎えてくれています。そしてやさしい香りは子どもの想いをのせて、今日もみんなの心を和ませてくれています。

(園長 矢野久美)


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