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2018年6月01日

2018年6月の園だよりをアップしました

 

YMCAオリーブ保育園、6月の園だよりをアップしました。
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【園長メッセージ】

長靴を履いて嬉しそうに傘をさして登園してくる子どもたち。梅雨の時期はそんな朝の光景を微笑ましく感じます。雨の日を楽しめる子どもたちは、雨が自然の恵みであることを本能でわかっているのかもしれません。水たまりに思い切り入れるのも子どもだけの特権ですね。

早いもので新年度に入って2ヶ月がたちました。保育室の中からいつの間にか泣き声が消え、笑顔で生き生きと遊ぶ姿に変わってきました。ご家族の方々の表情も少しずつ変化していき、お迎えの際に保育者からお子さまの様子を聞き笑い合っている姿を見ると、ゆっくりとですが確実に保育園と家庭との距離が縮まってゆくのを感じ嬉しく思います。どの子どもたちも一人ひとりが自分の居場所を見つけ、お友だちや保育者と安心して関わり、落ち着いて遊び込む姿が見られています。

先日、ひまわり組(3歳児)がお散歩に出かける際の出来事でした。少し不安そうな表情をしていた新入園のお友だちが靴を履き終わるのを側でじっと待っている子がいました。靴を履き終わると新入園の子の手を握りしめ『いっしょに行こう』と手をつないで仲良く園庭に出て行きました。そんなひとコマを見て、幼い心が大きく育っていることに気付き、とてもあたたかな気持ちになりました。子どもたちは様々な場面の中で心を通い合わせていくものなのですね。

晴れた日が多かった5月、子どもたちはお散歩に出かけたり、朝から園庭で元気に遊ぶ姿がたくさん見られました。重たいプランターを動かして底に潜んでいる"だんご虫"を見つけたり、草むらを掻き分けて『このムシなんだろう』と小さな生き物に気付き、捕まえた虫をバケツに入れて葉っぱを与え『これたべるかな~』と試行錯誤しながら世界を広げ遊ぶ子どもたちの目は、真剣そのものでした。自然の中で五感を使った遊びほど貴重なものはないですね。季節が巡る過程の中でたくさんの命に気付き、感じ、吸収し、豊かな経験を積み重ねていってほしいと願っています。

子どもたちと園庭のオリーブガーデンに野菜の種を植えました。恵みの雨にも助けてもらいながら、育つのを楽しみに待ちたいと思います。収穫のときの子どもたちのキラキラと輝く瞳を想像しながら。

(園長 矢野久美)

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