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2018年8月01日

2018年8月の園だよりをアップしました

 

オリーブ保育園、8月の園だよりをアップしました。
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【園長メッセージ】

「わー!富士山だー!」
バスの窓からくっきりと姿をあらわした富士山に大興奮の子どもたち。7月13日から14日、さくら組(年長)と山中湖キャンプに行く道のりの、バスの中でのひとコマです。バスが移動して、前に見えていた富士山が右や左に場所を変えると「みんなが楽しそうにしてるから富士山がついてきてるんじゃない?」。一人の男の子の素敵な言葉で始まった山中湖キャンプ。素晴らしい晴天にも恵まれ、雄大な富士山がまるで子どもたちをずっと見守ってくれているかのようにそびえ立っていました。


そんな大自然に囲まれた森の中で子どもたちは様々な体験を思う存分満喫してきました。湖ではみんなでカヌーを漕ぎ、沖まで行ってきました。パドルの持ち方や漕ぎ方をセンターの佐久間さん(通称クマさん)から聞く子どもたちの表情はいつになく真剣でした。ハクチョウの"タロウ"に餌付けするところも特別に見せてもらい、とても刺激的な体験になったと思います。

森では木に聴診器を当てて木が生きている音を聴いてみたり、ムシメガネで小さな虫や花を観察したり、小グループに分かれて興味のおもむくままに移動しながら探索活動に夢中でした。片手には図鑑、もう一方の手にはムシメガネを持ち、カブトムシやクワガタを探しているグループは「窓のところにいるかもよ」などとみんなで協力しあいながら探す姿がありました。たくさん遊んだあとに森の中で食べたカレーや夜のキャンプファイヤーは、きっと忘れられない素敵な思い出になったことでしょう。

都会に育っていても、子どもはあっという間に自然に馴染むものなのですね。ハクチョウや虫ともすぐにお友だちとなり、大自然にすっかり溶け込んでいました。

何より印象的だったのは、子どもたちの瞳の輝きでした。おもちゃも遊具もテレビも何もない森の中で、子どもたちはそれぞれ興味の対象を見つけ、いのちを輝かせて心から楽しんでいることが手に取るようにわかりました。たった2日間でこんなにもたくましくなるのだと、自然の力のすばらしさと子どもたちの柔軟な感性を実感しました。
日常生活の中では決して経験することが出来ない貴重なキャンプの体験は、子どもたちの心の奥の大切な宝物として、これからもずっと輝き続けていくことを願っています。

(園長 矢野久美)

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