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2018年9月03日

2018年9月の園だよりをアップしました

 

オリーブ保育園、9月の園だよりをアップしました。
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【園長メッセージ】

8月のある朝、お父さんと登園してきたすみれ組(1歳児)の男の子。担当保育者を見つけると笑顔でかけ寄り抱きついていきました。お父さんは『おいおい、おとうさんとのお別れみたいなのないの?』と言っているそばから"バイバイ"と手を振り始める子どもの姿に、朝から心が和みました。お父さんは笑いながら出勤して行きましたが"泣いても心配" "そっけないのも寂しい"と複雑な親心をよそに、『ぼく、もう大丈夫!心配いらないよ!』とそんな心の声が男の子の少し誇らしげな表情から読み取れました。

また、同じすみれ組の男の子は、長い夏休みの後だったせいもあり、お母さんにしがみついて離れません。何とか保育者が引き受けましたがなかなか泣きやまずにいました。すると、それをずっとそばで見ていた同じクラスの女の子が心配そうな表情で、その子が泣き止むまでずっとそばに寄り添い立っていました。まだ言葉で色々と声をかけたりできない代わりに"そばにいる"ことで泣いている子の気持ちに共感しているようでした。その優しい心と姿がとても眩しく映りました。まだ生まれて2年ほどしかたっていない子どもたちの心がこんなにも大きく成長していることに改めて気付かされた朝の出来事でした。

爽やかな風と高い空が気持ちのよい季節に入りました。暑い暑い夏を乗り越えた子どもたちは、ここから成長のスピードをさらに加速させていきます。そして保育者の手をどんどん離れ、お友だち同士で遊びを広げ楽しむようになります。私たち保育者は、その子どもたちの"目には見えない心の成長"
を大切に育んでいけるように心をあわせ、今の時を喜びをもって
保育をしていきたいと思います。


(園長 矢野久美)

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