News

YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2018年11月の園だよりをアップしました

2018年11月05日

2018年11月の園だよりをアップしました

 

オリーブ保育園、11月の園だよりをアップしました。
201811olive_letter.jpg
【園長メッセージ】

『やのさん、ちょっときて!』と、ある朝5歳児の女の子に連れて行かれたのは、その子の靴箱の前でした。『これ見て!』と指をさした先を覗いてみると、どんぐりやまつぼっくりで中がいっぱいになっていました。『わー!すごーい!』と朝から何だかとてもあたたかい気持ちになって、他の子の靴箱も覗いて見ると、どんぐりはもちろん、色とりどりの木の実や小枝やたくさんの宝物が、子どもたちの靴箱の中を占領していたのでした。お散歩のたびにポケットの中に一生懸命しまい込んで、子どもたちみんなで保育園に秋を運んでくれていたようです。気が付けば深まってゆく秋を迎えていた事を、子どもたちに教えてもらった朝でした。

10月は後半になって晴れの日にめぐまれ、どのクラスも元気よくお散歩に出かけ過ごしました。一年の半分が過ぎると、子どもたちはクラスごとに本当によくまとまってきます。お友だち同士の関わりも深まっていき、どの子の表情を見ても保育園がまるで"もうひとつの我が家"のように自分を十分に出せている場所のように見えて、とても嬉しく思います。

そんな中、0歳児のクラスに何度か入る機会がありました。夕方保育者が絵本を手にすると『早く読んで!』と声が聞こえてきそうなほど、瞳を輝かせてちょこんと12人全員が保育者の前に座ります。絵本の歌や言葉のリズムに合わせて、からだを左右に揺らしたり、読み終わると小さな手をあわせて拍手したり、人差し指を一本立てて『もういっかい』の仕草をしたり、この数ヶ月間の大きな成長を見ることができました。その中の一人の子のお母さんがお迎えに来ると、少しだけ歩けるようになった子がお母さんに向かって10歩ほど歩行を披露しました。その場にいた保育者や、他の子のお母さんたちみんなから拍手を受けている場面は、微笑ましく心地良い空間でした。たくさんの人たちの愛情の種が、しっかりと植えられたたんぽぽ組(0歳児)の子どもたちのこれからがとても楽しみです。

だんだんと寒い季節に入っていきますが、一人ひとりの成長を保護者の皆さんや保育者みんなで共に喜び合いながら、オリーブ保育園の中をあたたかな空気でいっぱいにしていきたいと思います。

                                      (園長 矢野久美)

YMCAについて