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2019年11月01日

2019年11月の園だよりをアップしました

 

オリーブ保育園、11月の園だよりをアップしました。

【園長メッセージ】

201911olive_letter-1.jpg園庭のコスモスを植え直していると、ちゅうりっぷ組さん(2歳児)の子どもたちが「何してるの~?」と声をかけながら近寄ってきました。「コスモスが倒れちゃったから直してるんだよ」と伝えると、ひとりの男の子が「何で倒れちゃったの?」と更に質問してきました。「風が強かったから倒れちゃったんだよ。かわいそうだね。」と答えると「かわいそうだね~」と言いながら、男の子はしばらく傍で見ていました。すると「風でたおれちゃったんだよね。かわいそうだね。」と言いながら「これたべていいよ」と持っていた砂のおだんごを差し出してくれました。じっと見ながらも心が動いていたんですね。2歳児の成長を感じたひとコマでした。

少し経ってから、今度はゆり組さん(4歳児)が園庭に降りてきて、やはり「なにしてるの?」と何人かが声をかけてきたので、同じように答えると「手伝おうか?」と、さすが4歳児、頼もしい答えが返ってきました。「大丈夫。ありがとう」と伝えるそばから、せっせと枯れ葉を拾ってくれる子がいたり、できることを手伝おうとしてくれている姿がありました。年齢ごとに優しい気持ちが大きく育っていることをとても嬉しく思いました。

そしてこの話には続きがありました。次の日、ちゅうりっぷ組(2歳児)の保育者が「聞いてください」と報告にきたので聞いてみると「今日お散歩のときに木が倒れていたのを見て、A君が『やのさんになおしてもらおう。やのさんに言っておいて』と何度も言ってたんです。」と言うので驚きました。A君はまさに砂だんごをくれた男の子です。保育者にコスモスのエピソードを伝え、話がつながっていたことや子どものすごさを一緒に分かち合いました。ほんの小さな出来事であっても、子どもの中ではちゃんと繋がっていて言葉にしているのだと改めて実感した瞬間でした。

先日の台風で、多くの被害を画面を通して何度も目にするたびに、当たり前の日常がどんなに幸せなことなのかを痛感しています。特別なことではなく日々の中での小さな喜びを、これからも大切に重ねていきたいと思います。


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