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2020年2月04日

2020年2月の園だよりをアップしました

 

【園長メッセージ】

202002olive-1.jpg年が明け一ヶ月が経ちました。大雨で寒い日があったと思えば、まるで春を思わせるような日差しの日が続いたりと予想がつかないお天気の中、園庭に植えたチューリップの球根は、今年も一生懸命土の中で春に咲く準備をしています。どんな色のチューリップが咲くのか毎年の楽しみでもあります。私たち保育者もこの時期は、4月から過ごしてきたこれまでの保育をゆっくりと振り返る時を与えられています。

先日、乳児クラスと幼児クラスが合同になった夕方の保育室に入った際、とても穏やかな雰囲気で子どもたちが過ごしていることに安心いたしました。一年間という長い時間をかけて子どもたちと保育者が創り上げてきた空間は、あたたかな家庭そのものでした。子どもたちは自然と一緒に過ごしていましたが、"妹、弟が"というよりは"兄、姉のほうが"傍に寄り添っている光景を、何となく微笑ましく感じました。そしてどのクラスの子どもたちの姿を見ても一人ひとりが生き生きと、いのちを輝かせて遊んでいることを本当に嬉しく思います。

ついこの間まで赤ちゃんだと思っていた、たんぽぽ組(0歳児)の子どもたちからは人見知りの洗礼を浴び、寂しい気持ちをグッとこらえ『成長した証拠だね!』と複雑な思いでその成長を遠くから見守っているところです。いつお部屋に行ってもすぐに『バイバイ』と手を振られ、なかなか近寄ることも許されません(涙)。おかげでみんなが一斉にする『バイバイ』の手の振り方が一人ひとり全く異なることに、今更ながら気付きました。小さな頃からすくすくと育つ個性の芽を、私たち保育者は大切に育んでいきたいと心からそう思います。

自然からの恵みをたくさんいただきながら、愛情の栄養を注がれて進級の準備をしている子どもたちを見ていると、園庭のまだ芽が出てこないチューリップと重なりました。卒園、進級まであと二ヶ月となった残り少ない限られた時間を、保護者の方々と一緒に子どもたちの成長を振り返りながら喜び合いたいと思います。

そして私たち保育者は今日も子どもたちの笑顔を栄養に過ごしています。




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