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2020年8月01日

2020年8月の園だよりをアップしました

 

蝉のなく声がどこからか聴こえてくるようになり、長かった梅雨が明け本格的な夏がもうそこまで来ていることを知らせてくれています。

保育園は新しい生活様式の中での、初めての夏を迎えました。4月の入園が延び、7月から登園された子どもたちも、長いお休みで久しぶりの登園となった子どもたちにも、徐々に笑顔が増え、このオリーブ保育園での生活に慣れてきたことを嬉しく思います。
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通常保育となった7月の七夕の日に、子どもたちや保護者の方々に短冊に願い事を書いて、大きな笹の葉に結んでもらいました。『おおきくなったらボールになりたい』など、かわいい願いに保育者たちみんなが笑顔になりました。『コロナがなくなりますように』と子どもの字でしっかりと書かれていたり、『キャンプや運動会ができますように』と、様々な願いごとを目にしました。

そんな中に、『ありがとう』と書かれていた短冊がありました。それを書いた子どものお母さまから"先生たちにありがとうと言いたいそうです。"と伝えられ心が救われた気がしました。この状況の中で子どもたちはその小さな心で、様々な事を感じ、考え、発信しているのだと改めて思いました。そして保育園の中に、みんなの願いや想いが詰まった笹が飾ってあるだけで、暖かい空気に包まれ、本来の保育園に戻った気がしてとても嬉しい気持ちになりました。保育園は、みんなの想いがあってこそ息づくのですね。

7月から英語や体操も始まり、子どもたちの笑顔いっぱいの写真が玄関の壁一面に貼られると、保育園の中が一気に明るくなりました。やはり子どもは太陽なのですね。この時代に光を照らしてくれるのはこの子どもたちであり、大人たちはその事をしっかりと自覚して、守っていくのが使命なのだと今まで以上に強く強く感じています。

先日、雨の降る日の事でした。仕事を終え、帰宅する為にバスを待っていると、ゆり組(4歳児)の子がお母さんと通りがかり、バス待ちに付き合ってくれました。バスが到着し発車すると、その子はバスが見えなくなるまでずっと手を降って見送ってくれました。雨の中、片手には傘を持って。一日の終わりに素敵なプレゼントをもらったような気持ちになりました。私たち保育者は子どもたちから毎日たくさんの宝物をもらっているのだということに感謝して、これからも今の時を喜びをもって過ごしていきたいと思います。

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