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2020年10月01日

2020年10月の園だよりをアップしました

 

202010olive.jpg9月19日(土)に「さくらスペシャルハッピーデー」と題して、5歳児クラスだけの"特別な日"をオリーブ保育園として用意しました。本来であれば年長クラスは、一泊で山中湖キャンプに毎年行っておりましたが、このコロナ禍においては中止せざるを得ず、オリーブ保育園として何かできることはないかと、保育者たちが企画から皆で考えた初めての活動でした。

まずは子どもたちが"やってみたい"と思うことを知るところからスタートし、それをできるだけ実現できるように、たくさんのコーナーを設け準備をしました。"モビールづくり"や"水に浮く人参ヨット""あぶり出し絵""段ボールで作る空気砲"などを、思う存分体験できるように、保育園内のほとんどの部屋を全て使用しました。段ボールの空気砲は自分で大きな箱を組み立てるところからチャレンジ。中心部分を丸の形にノコギリ(紙用)で穴をあける作業は、思いのほか子どもたちが器用にこなしている姿に驚きました。完成した箱の側面を叩くと、空気の風で前に置いた空のペットボトルが倒れるという実験です。箱の作り方にも子どもたちそれぞれの個性が光り、見ているこちらがワクワクしました。その他にも様々な実験のチャレンジに子どもたちは夢中でした。中でも盛り上がったのは、大きなシャボン玉の中に入るという特別な体験でした。一人ひとりが挑戦し、成功するたびにみんなの大歓声が響き渡り、気が付けば大人たちもすっかり童心にかえって楽しんでいました。

その他にもみんなで寝転びながら大パノラマのシアターを見たり、子どもたちが4人ずつのグループに分かれ、各グループごとに知恵を出し合って、クイズの謎を解きながらクイズラリーを楽しんだりと、夕食まで一緒に過ごし素敵な特別な時間を共有することができました。一日というのは、こんなにも充実した体験がたくさんできるのだと、保育者たちも子どもたちと一緒に、心が動く喜びを存分に味わうことができました。今年は保育園だけでなく、社会の全てが変革の時であることを受け入れ、新たな喜びを見つけていく時なのだと感じるようになりました。今回のスペシャルハッピーデーの後、子どもたちが楽しかったことを絵に描いていました。思い思いに力強く描かれた絵からは、"楽しかった"が溢れていて、どの絵からも思いが伝わってきてとても素敵でした。子どもたちの、「やってみたい」という興味から始まり「どうやってやるのかな」と試行錯誤しながら「できた」「楽しかった」という喜びの体験の積み重ねは、乳幼児期にとって最も大切であり、生きる力を育む原動力だと感じています。

早いもので年度の半分が過ぎました。秋の澄みきった青空の下、子どもたちと一緒に「たのしい!」を感じながら今月も喜びをもって過ごしたいと思います。

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