【園長メッセージ】

園庭の梅の木の蕾が少しづつ開き始め、春の訪れを告げる自然からのサインが、あちらこちらで見られるようになりました。世界中で新型のウイルスが猛威をふるい、朝から目に見えない敵と戦いながら保育園に着くと、そこにはいつも子どもたちの元気な声と可愛い笑顔が待ってくれています。世間とはあまりにも違う世界が広がり、保育園の中はいつもと変わらない清らかな空気が流れています。
この清らかな世界を私たち大人が何としても守っていかなければ、と毎日強く強く思っています。

一年を通してこの園だよりで、子どもたちの素晴らしさを伝えて参りましたが、振り返ると私たち保育者は、いつも子どもたちから沢山の感動と勇気を与えてもらっていたことを改めて感じています。世界中が今まさに緊急事態となり、生活の変化を余儀なくされ誰もが不安の中にあっても、子どもたちだけはいつもと変わらない表情で笑い、私たちの大きな心の支えになってくれている事を実感しています。

さくら組(年長)の卒園まで残り一ヶ月となりましたが、こんな事態の今だからこそ、私たち保育者は一日一日を大切に、みんなで一緒に過ごす素晴らしいこの瞬間を喜びを持って生きたいと思います。そしてオリーブ保育園から巣立っていく子どもたちには『ありがとう』の言葉を保育者全員から贈りたいと思います。
未来に向かって歩いていく後姿を、私たちはこれからもずっと見守り応援していきます。

最後にこの一年間、保護者の皆さまにはあたたかなご理解とご協力を頂きましたことを保育者一同、心より感謝いたします。
そして、これからも皆さまに愛される保育園でありますよう、職員全員で心を合わせ歩んで参りたいと思います。

一年間、本当にありがとうございました。