新しい年2021年が皆さまにとって、素晴らしい年になりますよう心よりお祈りいたします。
今年も子どもたちと共にこのオリーブ保育園で、たくさんの物語を繰り広げていってほしいと願っております。

年末のクリスマスでは、イエスさまの誕生の喜びを年長組さんのページェント(生誕劇)で、子どもたちと共にお祝いしました。一生懸命に歌い演じるさくら組の子どもたちの姿に、感動で胸が熱くなりました。

普段から劇中の讃美歌をみんなで口ずさみ、自分の役を喜びをもって演じている姿がその表情から感じ取ることができ、本当に嬉しい気持ちで見守っておりました。子どもたち自身で配役を決めるところから始まり、たくさんの讃美歌やセリフを覚え、協力しながら皆でやり遂げていく姿はとても輝いていました。

そして、演技が終わった後の子どもたちは、達成感で満ち溢れている事が手に取るようにわかりました。そこには目には見えない沢山の心の学びがあったのではないかと思います。そしてその過程こそがとても必要なことであり、大切な感情なのだと実感しています。

乳児期から集団の中で人と関わる経験を重ね、お友だちとケンカもたくさんするけれど、そんな思いのぶつかり合いや、気持ちのふれあいこそが子どもたちの心を豊かに育ててゆくことを、ページェントを通して子どもたちから教えてもらいました。

新しい年も一人ひとりの思いに寄り添いながら、『今のときを喜びをもって生きる』を大切に
子どもたちの健やかな成長を願い、あたたかな保育をして参りたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
　　

（園長　矢野久美）