News

YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2021年5月の園だよりをアップしました

2021年5月06日

2021年5月の園だよりをアップしました

 

爽やかな心地よい風と、色とりどりの草花が心を和ませてくれる季節になりました。
眩しいほどの日差しに向かって真っすぐと伸びていく新緑からは、毎年の事ながら自然界の力強さを感じます。

早いもので進級、入園から1ヶ月がたち、不安でいっぱいだった子どもたちの表情はいつの間にか可愛い笑顔に変わり、少しずつですが新しい環境を受け入れ始めてくれていることを感じられるようになりました。新入園の子どもたちは、ほとんどが家族と離れて過ごす初めての生活だったと思います。きっと不安でいっぱいだったことでしょう。それはご家族の方々も同じだったと思います。

毎日見るお友だちや保育者、今までと違う風景で過ごす新しい生活。 朝、保育室から仕事に出かけていくパパやママに、涙を流しながらも手を振り、『ここで待ってるね』と小さな心に決め、初めの一歩を大きく踏み出した子どもたち。そんな精一杯の"今の思い"を一緒に感じ寄り添いながら、安心して過ごせる"もうひとつの家族"のような暖かな空間を保育者全員でつくっていきたいと思っています。進級したお子さまの保護者の方々も新しい環境の中、心配なお気持ちだったとお察しいたします。それでも子どもたちの生き生きとした表情から、少しずつ安心できるようになったのではないかと思います。子どもたちは大人が思っている以上に柔軟な心を持ち、適応能力に優れ、ものすごい吸収力で日々成長しています。そして自ら伸びようとする力が備わっているという事を、この時期の子どもたちからいつも教えられています。

 先日、園庭でさくら組さん(5歳児)が遊んでいる際、二人の子どもが大人用の大きなジョーロに水を入れて、二人で一緒に持ちながらお花に水をあげてくれていました。水を入れすぎたようで前後で重たそうに持ち、途中でジョーロの先の部分がはずれてしまったり、試行錯誤しながらも力を合わせて笑顔で水をあげている姿は、とても微笑ましい素敵な光景でした。

依然コロナ禍ではありますが、そんな中でも集団生活の中でしかできない様々な経験を通して、
子どもたちがどんな風に自分の色を輝かせていくのか楽しみにしていきたいと思います。

今朝も園庭からは「テントウムシいたよー」と子どもの声が響きわたっています。

(園長 矢野久美)



202105olive-1.jpg

YMCAについて