News

YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2022年5月の園だよりをアップしました

2022年5月02日

2022年5月の園だよりをアップしました

 

鮮やかに咲く色とりどりのツツジの花と、太陽の光に向かって真っすぐと伸びていく新緑が、 自然界の生命力の強さを感じさせてくれる季節になりました。

早いもので進級、入園から一か月がたち、不安でいっぱいだった子どもたちの表情はいつの間にか可愛い笑顔に変わり、少しずつ新しい環境を受け入れ始めてくれています。

新入園の子どもたちは、家族と離れて過ごす初めての生活だと思います。
毎日見るお友だちや保育者、今までと違う風景の中で過ごす新しい生活。 
朝、保育室から仕事に出かけて行くご家族も、泣きたい気持ちは子どもたちと同じだったと思います。涙を流しながらも保育者に抱かれて、初めの一歩を大きく踏み出した子どもたち。そんな精一杯の今の思いを一緒に感じ寄り添いながら、安心して過ごせるあたたかな空間を、保育者全員でつくっていきたいと思っています。
進級児の保護者の方々も新しい環境の中、心配なお気持ちだったとお察しいたします。それでも子どもたちの生き生きとした表情から、少しずつ安心できるようになったのではないかと思います。
子どもたちは大人が想像するより遥かに適応能力に優れ、柔軟な心を持ち、様々な事を吸収し日々大きく成長しています。そして自ら伸びようとする力が備わっているという事を、毎年の事ながら実感しています。

先日、ゆり組(4歳児)のお部屋でテーブルを拭いていると、それをじっと見ていた男の子が、台ふきんを自分で濡らし、一生懸命に絞って一緒にテーブルを拭いてくれました。優しい気持ちがとても嬉しかったです。人が育っていく中で大切なのは、『助けてあげたい』と思う優しい気持ちと、気付きだという事を改めて感じました。世界が混乱にある中で、当たり前の日常に感謝しながら、目には見えない子どもたちの心の育ちや"いのちの輝き"を、これからもご家族の方々と共に大切に育んでいきたいと思います。  

今日も子どもたちの元気な声が保育園に響きわたり、大人たちを笑顔にしてくれています。

(園長 矢野久美)

202205olive.jpg

YMCAについて