これから夏が来るとは思えないような日差しが続き、木陰がこんなにも大切な存在だったのかと感じています。汗をかきながらも笑顔で遊ぶ子どもたちに元気をもらう毎日です。

たんぽぽ組(０歳児)のお部屋に行くと、泣いていた日々を乗り超え、リラックスした様子で遊んでいる姿に思わず笑みがこぼれます。３か月間という時間で、子どもたちはこんなにも成長するのだと改めて感じています。

すみれ組(１歳児)の子どもたちの日々の活動の写真からは、ぬいぐるみにご飯を食べさせている姿や、お人形に布団をかけてトントンしている様子があり、保育者をよく観察している事が伺えました。掲示した写真を見た職員たちからも、思わず『かわいい！』と声が聞こえ、園内に自然と笑顔が溢れました。

子どもたちの『学び』とは、まず『真似』から始まると言われています。 側にいる大人たちの行動を真似しながら、自然と学んでいきます。大人たちがいつも優しい気持ちで、お互いに思いやりをもって過ごしていく事で、子どもたちにも平和を愛する心が育っていくのだと思います。保育者の思いやりのある振る舞いや笑顔が、子どもたちの『真似る事』になるよう実践していきたいと思います。

保育園の玄関に笹の壁面飾りを作り、皆さまに短冊に願い事を書いていただき掲示して います。今年は、『ご自分のねがいを』とお伝えしたのですが、小さな事への感謝や、助け合いの精神、世界の平和の願い事が多くみられました。その中の『世界中の子どもたちが、青空の下で思い切り好きなだけ走り回れますように！！』という願いに目が留まり、本当にその通りだと思いました。
当たり前の事が、当たり前にできる世界になるよう 心より願い、子どもたちの健やかな成長を祈ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（園長　矢野久美）