朝から園庭で元気いっぱいに遊んでいる、ひまわり組(3歳児クラス)の子どもたち。
虫取りの網を持って夢中になって虫を追いかけている子や、お友だちとおままごとをしている子どもたちの姿に、つい見入ってしまいました。

『きょうは　ほいくえんおやすみして　おでかけするよ』『おべんとうもっていくからね』とおしゃべりをしながらお弁当作りをしている2人組のその口調は、まるで"お母さん"のようで、とても微笑ましかったです。お砂場ではおもちゃのバケツで型をとった、大きなケーキが何個も作られていたので"おいしそうだね！"と声をかけると『きょう〇〇ちゃんのおたんじょうびだから！』と、5人で一生懸命ケーキに飾り付けをしていました。仕上げには"おしろい花"を上にのせて、まるでケーキ屋さんのように出来上がっていました。

子どもたちだけで繰り広げられているこの穏やかな園庭の空間に、とても幸せを感じました。
当たり前のように過ぎてゆく毎日ですが、子どもたちは保育園の中で多くの時間を過ごし、お友だちとの関りや夢中になって遊ぶこの瞬間が、子どもたちのこれからの土台になってゆくのだと考えたとき、穏やかな日常がいかに大切かを改めて感じました。

世界や地球レベルで大きな変化が起こっている今、未来の希望である子どもたち一人ひとりを、私たち大人が責任をもって守っていかなければと心から思います。

そして全力で今を生きている子どもたちから、たくさんの元気や勇気や幸せをもらっている事に感謝をしながら、今月も日々を大切に過ごしていきたいと思います。

　　　（園長　矢野久美）