イルミネーションで美しくデコレーションされた街並みが、子どもだけでなく大人の心もワクワクさせてくれる季節になりました。

先日たんぽぽ組(0歳児)のお部屋で過ごした際、子どもたち一人ひとりの育ちに喜びと感動がありました。まだ歩き始めたばかりの子が、数歩歩いては保育者に身体を預け、達成感でいっぱいの笑顔を見せていたり、全力でおもちゃの取り合いをしている子たちがいたり、足の裏で一本橋こちょこちょの遊びをしていると、二人、三人と保育者の周りに集まり、お座りをして片足を持ち上げながら『やって！』とばかりに順番待ちをしている姿は、可愛さと同時に驚きもありました。そこには、ありのままの自分の姿を受け入れてもらいながら過ごし、育ってきたことが手に取るようにわかりました。

子どもたちが重ねてきた一日一日は人を信じることから始まり、それはやがて自分を信じる"生きる力"へと繋がっていきます。たんぽぽ組で育まれた心は、すみれ組(1歳児)へとバトンが繋がり、年長になった頃には生きる力の種が、しっかりと植えられている事を実感しています。

今年も残すところあと一か月となりました。　
あっという間に過ぎていった一年だった気がしますが、皆さまにとってはどんな一年だったでしょうか。子どもたちと、そして皆さまと共に迎えられるクリスマスに感謝し、静かに今年を振り返りながら喜びをもって過ごしたいと思います。

保護者の皆さまには今年一年、様々なご協力を賜りまして本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

そしてどんな時も子どもたちが私たちの希望の光でした。

皆さまと共に今年一年を過ごせたことに深く深く感謝いたします。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

（園長　矢野久美）