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2023年2月03日

2023年2月の園だよりをアップしました

 

一年の中で最も寒い2月になりました。

毎年のことですが、年を越すと子どもたちの目覚ましい成長を、肌で感じられるようになります。
先日も、たんぽぽ組(0歳児)の子どもたちが、ホールに向かって事務所の前を小走りで走りぬけていく姿を目にしましたが、とても微笑ましい光景でした。自由に走れるようになったという"喜び"が子どもたちの表情から感じられ、その姿はキラキラと輝いていました。


寒い中でもオリーブの子どもたちは、毎日のようにお散歩に出掛け、その元気いっぱいの様子は写真に収められ、日々クラスのホワイトボードに貼られています。
写真を見ながらその日にあったエピソードを、歓びをもって話してくれる保育者からは、いつも子どもたちの生き生きとした姿を想像することができます。

その中の3歳児クラスのエピソードです。
公園にお散歩に行く際に、斜面を滑るソリを持って行ったのですが、全員分の枚数がなかったため、ソリを使う順番待ちをしている子どもが数人いたそうです。そこで一人の子が、持っていたソリを、自分が滑る前にお友だちに貸してあげました。しかし渡したことを後悔したのか、泣いてしまった姿を見て、また別の子が自分の持っているソリを手渡したそうです。

3歳児らしいその素敵なエピソードを事務所の中で数名の職員が聞いていたのですが、感動で部屋が一気に温まりました。そして、この感情や行動にたどり着くまでの、子どもたちの心の動きを大切にしたいと改めて思いました。子どもたちは何気ない日常の中にこそ、心を育む瞬間があり、毎日の生活の中でお友だちの気持ちを感じたり、自分の気持ちをぶつけたりしながら、優しい心根が大きく育っていくのだと確信しています。
目に見えて何かができるようになったりする事も嬉しい出来事ですが、生きていく上で本当に大切なことは、目には見えないものなのかもしれませんね。

子どもたちはいつも太陽のような存在となって、私たちの心を照らしあたためてくれていることに心から感謝し、目には見えない大きな成長をしっかりと感じながら春を待ちたいと思います。


(園長 矢野久美)

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