7月7日(金)、8日(土)の一泊二日で、さくら組(年長)は職員5人と共にYMCA山中湖センターのキャンプ場に行って来ました。コロナ禍で実現できなかった年もありましたが、保護者の方々も楽しみにしてくれているYMCAならではの特別プログラムです。今年は二日間とも富士山がくっきりと見えるほど良い天気に恵まれ、子どもたちにとっては全てが刺激的な体験の連続だったと思います。

森の中では、たくさんの昆虫たちと出会いました。富士山のふもとでは、湖でビッグカヌーを漕いだり、洋服がびしょ濡れになるまで遊び、日が暮れる頃には、きっと初めて見たであろう大きな炎を見ながらキャンプソングを歌いました。次の日の朝、かまどで焼いたマシュマロの味はきっと格別だったに違いありません。みんなでお風呂に入り、家族と離れて過ごした二日間の経験は、大きな自信にもつながったと思います。

高層ビルが立ち並ぶ都会の中で育っていても、子どもはすぐに自然の中に溶け込むものですね。帰って来てから描いた、一人ひとりの力強いキャンプの思い出の絵を見て、楽しかった様子が伝わってきました。テレビもおもちゃもゲーム機もない森の中で、一人ひとりが興味の対象を見つけ、お友だち同士だけで過ごした時間は、心の奥でキラキラとずっと輝き続けていく事でしょう。
逞しくなった子どもたちのこれからが、ますます楽しみです。

今年も暑い夏ですが、子どもたちの笑顔と健康を守りながら、皆さまと共に今のときを喜びをもって過ごしていきたいと思います。

（園長　矢野久美）