YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2024年5月の園だよりをアップしました
街の主役が色とりどりのツツジに移り変わり、新緑とのコントラストが美しい季節になりました。
早いもので進級、入園から一か月がたち、不安そうだった子どもたちの表情は、いつの間にか可愛い笑顔に変わり、新しい環境を少しずつ受け入れ始めてくれているのを感じています。
毎日見るお友だちや保育者、今までとは何もかもが違う景色の中で過ごす新しい生活。
朝、保育者に抱かれて涙を流しながらも保護者の方々に『バイバイ』と手を降る姿を見るたびに、『保育園が大好きな場所になりますように』 と心から願い祈る日々でした。
そんな子どもたちの精一杯の今の思いに寄り添いながら、安心して過ごせるあたたかな空間を、保育者全員でつくっていきたいと改めて思っています。
進級児の保護者の方々も新しい環境の中、心配なお気持ちだったとお察しいたします。
保育園で頑張っている分、家庭では甘えたり、無理難題を言って 『自分だけを見てほしい』 と様々なアピールがあったかと思います。受け止めてくれるご家族の愛を確認すると、子どもたちはまた大きく前に進んでいきます。大人の想像を遥かに超えた適応能力と、優れた柔軟性を持ち合わせている子どもたちには、自ら伸びていく大きな力が備わっています。この一か月間の変化を乗り越えた子どもたちの大きな成長を、保育者全員が肌で感じているところです。
先日、あたたかな日の園庭で、子どもたちが早くも泥んこ遊びを始めていました。その横では、ジョウロで草花に水をあげている子がいたり、アリやダンゴムシを観察し捕まえたりしている子もいました。どんなに時代が変わっても、自然との関わりが子どもたちを輝かせるのだと改めて感じる光景でした。目には見えない子どもたちの心の育ちや "いのちの輝き" をこれからもご家族の方々と共に大切に育んでいきたいと思います。
(園長 矢野久美)