救い主であるイエスキリストの誕生の知らせが真先に届けられたのは羊飼いたちでした。
羊飼いは、羊と一緒に野原で過ごします。夜、羊が寝ている間、獣に襲われないように番をしています。ですからほとんど寝る事ができません。辛い、苦しい、危険な仕事です。
神様は、そのような人たちに"み使い"を送ってイエスさまの誕生を知らせてくださいました。

光る星"しるしの星"を頼りに羊飼いたちが出かけてみると、そこは馬小屋でした。
薄暗い中で、布にくるまれた赤ちゃんが飼い葉おけ(家畜のお茶碗)の中に寝かされていました。
イエスキリストのご誕生です。

クリスマスツリーの一番上に飾られている星はこの"しるしの星"と言われています。
今年もクリスマスページェントでは年長のさくら組がイエスさまの生誕劇を行いますが、その役の中にはこの"しるしの星"や羊飼い、馬小屋の宿屋さんなども登場します。

一年前、当時のページェントを憧れのまなざしで真剣に観ていた今のさくら組の子どもたち。
あれから一年がたち、心も身体も大きく成長した子どもたちのページェントが今からとても楽しみです。ページェントで歌う讃美歌を子どもたちが口ずさみ始めているのを耳にして、とても嬉しい気持ちになりました。喜びを持って演じることが何よりも大切であり、それを見ている子どもたちが、またその喜びの心を受け継いでいってくれたらと願います。

保育園に飾られた大きなクリスマスツリーに、瞳を輝かせている子どもたちを、とても愛おしく感じています。
保護者の皆さまには今年一年、様々なご協力を賜りまして本当にありがとうございました。子どもたちは私たちの希望の光だと改めて感じられた一年でした。皆さまと共に今年一年を過ごせたことに深く感謝いたします。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

Merry Christmas and A Happy New Year.
皆さまの上にクリスマスの豊かな恵みと祝福がありますようお祈り申し上げます。

（園長　矢野久美）