YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2025年2月の園だよりをアップしました
先日、さくら組(5歳児)の子どもたちと東雲小学校の一年生との『交流・体験会』に参加する機会があり、学校訪問をして来ました。
『小学校で何をするのかな』 『東雲小学校に知ってる子いるよ』 『お兄ちゃんいるけど一年生じゃないから会えないよね』 など、行く途中に色々と想像しながら学校に向かいました。
学校に到着すると他の保育園や幼稚園の子どもたちも来ていて、緊張からかいつもとは違った表情を見せていましたが、一年生が迎えに来てくれると手を繋いでクラスまで連れて行ってもらい、そこからはいつもの保育園とは違う新しい世界が広がっているようでした。
一年生の授業を見学した後に子どもたち同士の交流の時間があり、小学校がどんなところかを小学生が作った紙芝居で説明してもらいました。初めはお互いに緊張していた様子でしたが、ランドセルを背負わせてもらうなどの触れ合いを通して、子どもたち同士の距離が近くなっていく様子が伝わってきました。最後は歌をプレゼントしてもらい、『もう少ししたら小学校に行くんだ』という気持ちが高まっていたようでした。オリーブの子どもたちだけでなく、小学生にとっても貴重な体験だったと思います。
一年生の中には昨年度オリーブを卒園した子どもたちが数名いたこともあり、さくら組の子どもたちのこれからの姿を想像することもでき、保育者にも素敵な時間となりました。
この時期になると、子どもたちが"いつの間にか"大きく成長している事に気が付く瞬間にたくさん出会う事が出来ます。大人にしてみると"いつの間にか"なのですが、子どもたちは『今のとき』の出来事の全てが成長の糧であり、何気ない日常の中にこそ、心が動く瞬間があります。毎日の生活の中で誰かの気持ちを感じたり、自分の想いを表現しながら、心根が大きく育っていくのだと思います。
目に見えて何かができるようになったりする事も嬉しい出来事ですが、生きていく上で本当に大切なことは、目には見えない心の豊かさや、人に対してのあたたかい気持ちだと、毎年この時期になると子どもたちから教えてもらっています。
子どもたちはどんな時も太陽のような存在となって、私たちの心を照らしあたためてくれていることに心から感謝し、目には見えない心の中の大きな成長を、しっかりと感じながらすぐそこまで来ている春を楽しみに待ちたいと思います。
(園長 矢野久美)