YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2025年7月の園だよりをアップしました
新年度に入って3ヶ月が過ぎ、どのクラスを見ても子どもたち一人ひとりが、自分らしく生き生きと過ごしているように感じています。
先日、園庭の砂場で5歳児クラスの子どもたちが夢中になって遊んでいる姿がありました。
数名の子どもたちが砂に二か所の穴を掘り、そこに水を汲んで来ては流し込んでいました。
どうやら真ん中にトンネル式に穴を作り、湖のようにたまっていた水たまりの二か所はつながっていたようでした。『ここつながってるんだよ!』と自慢げに話す泥だらけの顔が、とてもまぶしかったです。砂の湖におもちゃのバケツで何度も水を運び、流し込むその眼差しは真剣そのものでした。一人の子が、『排水溝が詰まらないようにしないとね』と教えてくれました。排水溝とは真ん中のトンネル部分を言っていると思われますが、こうして遊びの中で様々なことを学んでいるのだと実感しました。
子どもは遊びの中で育つ、夢中になって遊びこむことが大切だと言われています。遊び込む中で、疑問が生まれ知りたいという思いが芽生えたり、仲間と一緒に興味の対象を探したりする中で、それが生きるための大きな力になっていきます。ですがそれ以前に『自分は愛されている』と感じることで、大人に対する信頼感が育まれ、自分は大切な存在だと自己肯定感がもてるようになるという背景がそこには必要です。愛されている土台のもとに、子どもの学びたい気持ちが生まれ、それはやがて新しい未来を創っていく大きな糧となっていくのだと思います。これからもオリーブ保育園というもうひとつの大家族の中で、保護者の皆さまと共にあたたかな生活空間を築いていきたいと思っております。
今月は子どもたちの大好きな水遊びが本格的に始まり、年長組は山中湖キャンプもあります。この夏たくさんの経験を通して心も体も更に逞しくなってほしいと願っています。
(園長 矢野久美)