7月11日(金)、12日(土)の一泊二日で、さくら組(年長)は職員3名と共にYMCA山中湖センターのキャンプ場に行って来ました。キャナルコート保育園・YMCA保育園ねがい　と三園合同のキャンプは今年で三年目となりました。この山中湖キャンプは保護者の方々も楽しみにしてくれているYMCAならではの特別プログラムです。

前日が大雨で心配しましたが、当日は雨が上がり山中湖は25度前後の涼しいくらいの過ごしやすい気候の中で、たくさんの体験ができました。野生のシカを見たり、ビックカヌーにも挑戦しました。みんなで呼吸を合わせてオールを漕がないとカヌーは前に進みません。声を合わせオールを漕いで進んでいくカヌーの経験は、キャンプならではだったと思います。夜にはキャンプファイヤーをし、子どもたちは親元を離れて一泊二日を共に過ごしました。大自然の中で沢山の発見や"ときめき"があったと想像します。何よりも、家族と離れて過ごした二日間の経験は、大きな自信につながったのではないでしょうか。

そして子どもたちが山中湖から連れて帰って来たのは、クワガタでした。虫かごの中にゼリーを置いて暫く玄関で飼うことにしたのですが、クワガタに真っ先に反応していたのはお父さんたちでした。瞳を輝かせながら虫かごを覗いている姿は失礼ながら少年そのものでした。『ミヤマクワガタだな』と、見ただけですぐわかるところはさすがですね。一週間ほどで天に召されてしまいましたが、一番悲しんでいたのもやっぱりお父さんたちでした。
クワガタのおかげもあって、保育園にも山中湖の風が少し吹いた気がしました。

今年も暑い暑い夏ですが、秋に向かって子どもたちの吸収のスピードは益々加速していきます。
そんな子どもたちの笑顔と健康を守りながら、皆さまと共に暑い夏を一緒に乗り越えて過ごしていきたいと思います。

（園長　矢野久美）