YMCAオリーブ保育園 > ニュース一覧 > 2025年9月の園だよりをアップしました
夏休みの人気企画として、今年も小学生ボランティアを募集し3年生から6年生まで総勢28名の卒園児、在園児の兄弟姉妹たちの参加がありました。
今年は中学生も2名、高校生となった卒園生の3名も合わせると33名もの参加者があり、とても賑やかな夏になりました。毎日のように来てくれるお兄さん、お姉さんにオリーブの子どもたちも目を輝かせていました。初めはお互いの緊張から始まりますが、そこは子ども同士。あっという間に溶け込んで、絵本を読んでもらったり、レゴやLaQで作ってもらいたいものをリクエストしたり、しばらくして見に行くと子どもたちはお兄さん、お姉さんの膝の上や肩に乗っていたりと、完全にリラックスして甘えている様子があり本当に微笑ましい光景でした。
一緒に遊ぶだけではなく、部屋の床やいすを磨いてくれたり、お昼寝の寝かしつけや、おもちゃの消毒まで、たくさんのお手伝いをしてくれました。ほとんどが卒園児ということもあり、お兄さんお姉さんぶりを発揮しながら"後輩たち"の面倒を本当によく見てくれている姿をとても愛おしく感じました。
小さな子どもたちに優しく接している姿を見ていると、このような体験がどちらの子どもたちにとっても、大切な事だと再認識しています。
子どもの頃から誰かの役に立つことで喜びを感じる経験こそ、人間形成の上で最も必要な事かもしれませんね。小学生たちが 『来年もまた来ます!』 と、すがすがしい笑顔で帰る姿を、毎回名残惜しく見送っていました。送り出してくださったご家族の皆さまにも感謝申し上げます。小学生たちを憧れの眼差しで見ていたオリーブの子どもたち。いつか憧れられる側になるという、この素敵な連鎖がずっと続いていきますように願います。
温暖化など地球レベルで大きな変化が起こっている今、私たち大人は"本当に大切な事"を、未来の希望である子どもたちに残していかなくてはならないと、心から感じています。
まだまだ厳しい残暑が続きますが、どんな時も変わらない子どもたちの笑顔に囲まれて過ごしている事に感謝をして、当たり前の日々を大切にしていきたいと思います。
(園長 矢野久美)